指宿市開聞の枚聞神社で先月、例大祭があり伝統の神舞が奉納されました。ふるさと特派員・福留正倫さんの撮影です。

枚聞神社は、開聞岳の麓にあり、古くから船の航海や漁業守護の神として、信仰を集めてきました。

先月、3日間にわたり例大祭「ほぜ祭り」が行われました。

前夜祭では開聞太鼓や青年団による伝統の神舞が奉納されます。以前は33もの舞がありましたが、いまはそのうちの6つが受け継がれています。

ことしは「南方の舞」「剣の舞」「浦安の舞・扇」が奉納されました。

そして祭り当日。神職と氏子によって神事が行われ、厳粛な空気の中、下拂岳人さん(22)が舞を奉納しました。

去年、先輩から引き継ぎ、祭りで舞うのは2回目。昔にくらべ規模は小さくなりましたが若い力で神舞を守ろうと奮闘しています。

最終日は子どもたちの稚児行列や古くは祭神の言い伝えもある猿田彦が街を練り歩きました。行列は途中、地元の人たちからおもてなしを受けました。穏やかな天気の中、華やかな祭りの3日間となりました。