京都の年末恒例行事、吉例顔見世興行を前に「まねき書き」が始まりました。

 長さ1.8メートル、幅30センチのヒノキの板に、墨をたっぷりとふくませた筆で東西の人気歌舞伎役者の名前が書き込まれます。太く丸みを帯び隙間が少ない「勘亭流」という書体で、「客席が隙間なく埋まるように」という願いが込められています。

(まねき書き担当 川端清波さん)「極力肉太に丸く、無事円満に滞りなくいきますようにという願いをこめて書いた」

 今年の吉例顔見世興行は八代目・尾上菊五郎さんと六代目・尾上菊之助さんの襲名披露となり、来月1日から25日まで京都の南座で行われます。