秋田県でのクマ対策の支援を行う自衛隊員がクマの駆除を行うことについて、小泉防衛大臣は「むしろリスクがある」との考えを述べました。
小泉進次郎 防衛大臣
「仮にクマを仕留めることができたらいいんですが、そうじゃなかった場合に手負いのクマほど危険なものはない。むしろリスクの方があるのではないかと考えています」
きょう(6日)TBSの番組に出演した小泉大臣は、クマの捕獲・駆除の支援のために派遣した自衛隊員の装備品について、「なぜ本当の銃じゃなくて(発砲ができない)木銃なんだというご指摘もある」としたうえで、「(自衛隊の銃弾がクマを)貫通し、跳弾した場合の二次被害のリスクに加え、クマに向かって撃つという訓練をしていないこともふまえると、銃の携行についてむしろリスクのほうがある」と述べました。
現場で活動する隊員はクマに遭遇した場合に備えて▼熊除けスプレーや防弾チョッキ、▼ネットを噴射する装備品=ネットランチャーを携行するほか、▼およそ1.6メートルの木銃を用いて距離を保つことにしています。
隊員の装備品について小泉大臣は「猟友会の方とも相談した結果」と説明していて、「自衛隊員の安全確保についても万全を期している」と強調しています。
注目の記事
「開かずの扉」はなぜ開いたのか? 森友文書17万ページ“奇跡の開示”の舞台裏 石破前総理・加藤前財務大臣らが証言【報道の日2025】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

2万人に1人の指定難病「軟骨無形成症」を抱える球児の夢への挑戦 ソフトバンクホークス・周東佑京 選手に憧れて… 骨延長の手術を8回・努力を続けて「背番号」を受け取るまで【がんばれ!凰介!】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

免許証には「12月28日まで有効」届いたハガキの更新期限は「1月5日」免許センターまで車で行くと違反?警察に聞いてみると…

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開









