秋田県でのクマ対策の支援を行う自衛隊員がクマの駆除を行うことについて、小泉防衛大臣は「むしろリスクがある」との考えを述べました。
小泉進次郎 防衛大臣
「仮にクマを仕留めることができたらいいんですが、そうじゃなかった場合に手負いのクマほど危険なものはない。むしろリスクの方があるのではないかと考えています」
きょう(6日)TBSの番組に出演した小泉大臣は、クマの捕獲・駆除の支援のために派遣した自衛隊員の装備品について、「なぜ本当の銃じゃなくて(発砲ができない)木銃なんだというご指摘もある」としたうえで、「(自衛隊の銃弾がクマを)貫通し、跳弾した場合の二次被害のリスクに加え、クマに向かって撃つという訓練をしていないこともふまえると、銃の携行についてむしろリスクのほうがある」と述べました。
現場で活動する隊員はクマに遭遇した場合に備えて▼熊除けスプレーや防弾チョッキ、▼ネットを噴射する装備品=ネットランチャーを携行するほか、▼およそ1.6メートルの木銃を用いて距離を保つことにしています。
隊員の装備品について小泉大臣は「猟友会の方とも相談した結果」と説明していて、「自衛隊員の安全確保についても万全を期している」と強調しています。
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