岡山市の和菓子メーカー大手饅頭伊部屋と無印良品が協力して作った衣服が、岡山県内限定で販売されています。服を染めるのに使われているのは、菓子に使われるあの原料です。

(瀬戸大輝記者)
「店内に入るとすぐに目を引くこちらの服。実は岡山県内の2店舗のみで販売されている限定商品なんです」

先月17日に無印良品から発売された衣服です。秋にぴったりな淡い紅色ですが、この色、実は、小豆の皮を使って染められたものなんです」

岡山市の和菓子の老舗、大手饅頭伊部屋では、看板商品の「大手まんぢゅう」に使うこしあんの製造過程で、小豆の皮が大量に出るといいます。

その量は、週に200キロ以上。これらは通常、すべて廃棄されています。

(大手饅頭伊部屋 大岸聡武社長)
「もったいないんですけど。何か少しでも有効活用できたらと思って活用しています」