駐日ドイツ大使館の空軍大佐が6日、第一次世界大戦中に大分市の捕虜収容所で亡くなった自国の兵士の墓を訪れ、追悼しました。
大分市の桜ヶ丘聖地を訪れたのは、ドイツ大使館付武官のラルフ・ペルジケ空軍大佐です。
桜ヶ丘聖地は、主に第一次世界大戦中の戦没者が埋葬されている旧陸軍の墓地で、当時大分市にあった捕虜収容所で亡くなったドイツ兵2人の墓碑もあります。
式典でペルジケ大佐は「100年以上にわたり、地域の皆さまが墓を守り続けて下さり、感謝申し上げます」とあいさつし、墓碑に花を手向けて追悼の祈りを捧げました。

ラルフ・ペルジケ空軍大佐:
「当時、日本とドイツは敵国だったにもかかわらず、敵の兵士を弔ってくれたことは現在に続く日独友好の証と感じます。毎年この場所を訪れることは価値のあることだと考えています」
ドイツ大使館の関係者が桜ヶ丘聖地を公式に墓参するのは、2020年以降6回目となります。














