12月のシーズンインを前に、日本製鉄釜石シーウェイブスが釜石鵜住居復興スタジアムで津波避難訓練を行いました。

6日の訓練に参加したのは、釜石シーウェイブスの選手やスタッフらおよそ60人です。
選手らは、津波注意報や津波警報が発表された場合にいち早く避難行動を取る「率先避難者」になるため、スタジアムから高台までのおよそ1キロの道のりを15分ほどかけて実際に歩きながら、避難経路を確認していました。
チームで避難訓練が行われるのは4年ぶりで、初めて参加する選手もいます。

(鈴木雄海選手)
「けっこう大変ですね。急な坂道でやっといま下り坂ですけど。実際本番となったらそんなことも考えてられないんで、頑張ってその時は逃げます」
釜石鵜住居復興スタジアムは東日本大震災で津波が押し寄せた場所に整備されているため、高台への避難の心構えが大切です。
(山田龍之介選手)
「誰が試合に出ているかわからないですし、全員が釜石のチームの一員として理解しておくのは大事だと思います」

(河野良太キャプテン)
「ホームスタジアムとしていつも試合をしてるので、実際にここで津波が起きたっていう事実はあるので、もし次に地震津波が起きた時にしっかりと避難ができるように、常日頃からこういった活動をしておくっていうのはすごく大事なことだと思う」

釜石シーウェイブスは防災の意識を高めた上で、12月に始まる新たなシーズンに備えていました。














