熊本県玉名市は11日、市内の診療所が新型コロナワクチン接種で「使用済みの注射器を誤って別の人に使用した」と発表しました。

玉名市によりますと、今月9日市内の診療所で ほぼ同時刻に予約した2人にワクチンを接種するため 医師が2本の注射器をトレイに載せていましたが、1人目に接種した後、使用した注射器を再びトレイに戻しました。

数十分後、別室で接種を受けた10代の男性に対して 誤って使用後の空の注射器を刺したということです。

病院は直後に 男性とその保護者に謝罪し血液検査を行いましたが、現在のところ男性の健康状態に異状はないということです。

玉名市は診療所に対し 使用済み注射器の即時廃棄や薬液の目視確認徹底などの指導を行い、再発防止に努めるとしています。