岐阜県警が「クマ撃退スプレー」を交番や駐在所などに配備したことがわかりました。

岐阜県によりますと、県内でのクマの目撃件数は、先月末までに836件と、すでに昨年度1年間の674件を上回っています。こうした状況を受け、岐阜県警が、すでに一部で導入していた「クマ撃退スプレー」を新たに28本追加し、県内の交番や駐在所に配備したことがわかりました。

スプレーは、クマによる人身被害が起きた高山市や飛騨市、下呂市など、飛騨地域を中心に配備し、これまでに使われた報告はないということです。

また岐阜県警は先週、各警察署の地域課長によるクマ対策の会議をオンラインで開き、現場でのヘルメットの着用や、パトカーから降りる際の安全確認の徹底を指導しました。