11月5日は「津波防災の日」です。
愛媛県新居浜市の保育園では避難訓練が行われ、子どもたちが建物の上の階に逃げる「垂直避難」を学びました。

新居浜市の若宮保育園で行われた訓練は、大地震によって瀬戸内海沿岸に津波警報が発表されたという想定で、参加した園児およそ100人は、まず机の下に身を隠しました。

そして、揺れが収まると防災頭巾をかぶって園庭に集合し、隣にある市の施設に向かいました。

子どもたちは保育士に誘導され、建物3階の高さおよそ12メートルの場所まで移動しました。

(参加した園児)
「(Q:怖くなかった?)怖くなかったです」

「(Q:津波が来たらどこに逃げる?)出来るだけ高いところに逃げます」

新居浜市では南海トラフ巨大地震の際、最大3.5メートルの津波が想定されていますが、こちらの場所は海に近く、すぐ横に川があることから、建物の上の階に逃げる「垂直避難」が重要だということです。

(新居浜海上保安署 村上隆伸さん)
「津波の高さっていうのは地震によってまた状況地形によってそれぞれ変わってきますのでとにかく高い所へまず逃げる。その場に留まらずに高いところを逃げるという垂直避難を取ることが第一だと考えています」

緊急避難場所に指定されている市の施設にはレスキュー車や車高の高い救助車両なども展示されていて、子どもたちは、防災について学んでいました。