虐待が疑われている富山市の認定こども園で10日保護者説明会が開かれ、保護者からは園の説明が不十分だとの不満や指摘が相次ぎました。このうち被害にあったという1歳児の保護者は説明会の後、チューリップテレビの取材に対し「園側の説明は信用に値するものではない」と園の姿勢を厳しく批判しました。

保護者説明会が開かれた本郷町保育園 富山県富山市 10日

女性保育教諭2人による虐待が疑われている富山市の認定こども園「本郷町保育園」で10日、保護者を対象に説明会が行われました。




説明会はおよそ3時間半にわたり開かれ、午後6時すぎ園を出てきた保護者たちの表情からは、疲れと煮え切らない園への憤りがうかがえました。

保護者によりますと、説明会の冒頭、風間宣夫園長が今回の問題について謝罪。保護者からは「園側は不適切な保育と主張するが、これは虐待ではないのか」「今後の対応次第では、転園を考える」などの声があがっていました。

保護者からは質問や要望などもありましたが、園側からは事件に至った背景や今後の対応に関する具体的な説明はなかったといいます。

説明会に参加した保護者:
「ロボットですよ。『申し訳ございません。申し訳ございません』って…」
「組織の仕組みとして崩壊してるので…。今回の虐待の件に限らず、防犯の面でも不安になってくるので転園を考えています」