北海道日本ハムファイターズは10月29日から、沖縄県国頭村でファーム秋季キャンプを実施しています。
エスコンの舞台を目指し、若手選手の鍛錬の場となっているファームのキャンプ。その中に再起をかけて黙々とバットを振り続ける清水優心選手の姿がありました。

参加メンバーの中では最年長の29歳。プロ11年目の今季、プロ入り後初めて1軍の出場機会がゼロに終わった清水選手に、いま心境と来季への野望を聞きました。(取材日:10月30日)
オフに入り、ここまでの調子

体調自体はいいですし、暖かいところでやれているので、自分と向き合って何がだめだったかっていうのを、今年1年感じたところを重点的にやってるって感じです。
バッティングの感触は
今年はずっと苦しい1年だったんで、色々なことを試行錯誤しながらやって、計画なく何がいいのか分からないまま終わってしまったんで。また一からやっています。
プロ11年目 初めて1軍出場なしに
ずっと2軍にいて自分自身苦しかったですし、本当に情けないシーズンだったなって思います。
2軍で考えていたことは

体自体は元気だったし、怪我もなく1年間終われたのは良かったなと思いますけど、自分自身の調子が絶好調というのも少なかったので、悩みながら毎日過ごしてたなっていうのは今思えばありますし、この2025年は色々な経験ができたなと思います。
同学年の今川選手が1軍で活躍。どう見ていたか
優馬も2軍で本当に一緒にやってきましたし、ああやって1軍に行って活躍はするだろうなとは、2軍のときから状態はよかったので思っていて。素直に嬉しい気持ちもありましたし、その中で自分もチームが優勝争いしてる中で、そのピースに入ることができなかったので、それ自体は悔しい思いもありました。
チームが優勝争いして、いい試合をずっと続けていたので、そういうのを見て勉強したり、色々な思いで試合を見ていました。
優勝争いの風景をどのように見ていたか

僕より年下の選手が多く出場していて、どちらかといえば「いいな」っていう感じで見ていました。本当にいい試合がずっと続いていたので、本当にすごいなっていう感じで見てました。どっちが優勝するんだろうなっていう感じで見ていました。
来季へのアピール
来年は12年目、30歳になるので。このチームで言ったら真ん中よりちょっと上ぐらいになってくるので、アピールも大切になってくると思いますけど、ここ最近のシーズンでは色々な経験ができているので、経験を生かしながら来年はいい1年にできればいいと思います。
チームの力になれれば一番いいと思うので、そのためにしっかりこのオフシーズンで自分のやるべきことをしっかりやることが大切なのかなと思います。
30歳を迎えるシーズン ここまでを振り返って

1年目から1軍の舞台に出させてもらって、最初は右肩上がりで上手く行きすぎている部分もあったと思いますし、いつの間にか来季12年目を迎えるので、色々なことがありますけど、1年1年、自分のやるべきことは変わらないと思います。
何かしらチームの力になることが大事だし、もちろん1軍で結果を残さないと、この世界ではやっていけないと思いますけど。1軍にいられないときも、色々な人が見てると思いますし。自分のやるべきことは変わらないので。同学年の選手が今年もいなくなったりして、そういう厳しい世界なので、寂しい思いはありますけど、自分も危機感を持ちながら、その中で1軍で活躍するのはもちろんですけど、どういう場所であろうが、しっかり自分のやるべきことをやるっていうのは自分で決めているので。後輩だったり、いろんなところで何かできればと思います。
北海道にいるファンの前での活躍

ここ何年かで多分、清水優心は忘れられていると思う。少しでも覚えていてもらえるように、2026年もやっていくのはもちろんですし、また北海道で、そして素晴らしいエスコンフィールドでプレーすることを頭に入れて、このオフシーズンを過ごしていければいいと思います。またファンの皆さまの前でプレーすることが野球選手としては一番大切なことだと思うので、それを準備しつつ、やっていければと思います。














