クマの被害は林業にも…
新潟県関川村の杉林に、その“痕跡”はありました。
根元付近の木の皮が広範囲にわたって剥がされています。
【関川村森林組合 松田晃太業務課長】
「これがクマに剥がされた跡ですね。爪痕が付いて…」

『クマ剥ぎ』と呼ばれる被害で、クマが前足や口を使って皮を剥いだもの。
「クマ剥ぎされたところは濃く色が変わり、水がすぐに染みちゃう」

剥がされた部分は成長が止まり、その影響は木の中にも及ぶそうです。
「クマが、剥がした樹液をなめるという話も聞きますし、いたずらで樹皮を剥がすというのも聞いたことがあります」
クマが好むのは主にスギの木。
木の皮を剥がされた部分は腐り、数年後には枯れてしまうことも多いそうです。














