京都・円山公園の桜の保護・育成に尽力してきた「桜守」の佐野藤右衛門さんが10月31日に亡くなりました。97歳でした。

 佐野藤右衛門さんは、京都市右京区にある造園会社、植藤造園の16代目。

 植藤造園では、佐野さんの祖父の代にあたる14代目から桜の育成を本格的に取り組み始め、佐野さんも京都・円山公園の「しだれ桜」など、古都の桜を守る「桜守」として尽力しました。

 植藤造園によりますと、今年の秋ごろから京都市内の病院で入院していましたが、老衰のため、10月31日に亡くなったということです。