岩国市の酒造メーカー獺祭の会長が海外進出などを振り返る本を出版することになり、4日、東京で記者会見がありました。
発売されるのは「獺祭経営は八転び八起き」です。日本酒「獺祭」の名を世界的に有名にした桜井博志会長が、これまで書いてきた「蔵元日記」をもとに、10年間の取り組みを振り返っています。
獺祭はおととし、アメリカ・ニューヨークに酒蔵を作り、アメリカの水や山田錦を使って造った日本酒「DASSAIBLUE」を販売。今年は月で酒を造る「獺祭MOONプロジェクト」の第1弾として、国際宇宙ステーションで月の重力を再現して酒を醸造する世界初の実験を行うなど、先進的な取り組みを続けています。
本では、海外進出にコロナ禍など、何度もトラブルに見舞われながらも、失敗を恐れずに挑戦し続ける桜井会長の考え方が書かれています。
獺祭 桜井博志 会長
「目標を下げて、安全なところでやってれば誰も失敗しません。だけどそれでは伸びません。だから私たちはアメリカで酒蔵をつくることを決断しましたし、月で酒を造りたいと思っている」
「獺祭」を目指す姿勢が書かれた本は、今月21日に発売されます。
  













