宮崎県の航空自衛隊新田原基地できょう4日から、最新鋭のステルス戦闘機「F-35B」の飛行訓練が初めて行われています。F-35Bの訓練は今後、基地建設が進む馬毛島でも計画されています。

航空自衛隊・新田原基地で今日から始まったF-35Bの飛行訓練。最新鋭のステルス戦闘機で、新田原基地に今年8月以降、5機配備されています。

F-35Bはもともと、緊急時などを除き、自衛隊基地建設が進む種子島沖の馬毛島で訓練を行うはずでしたが、防衛省は基地工事の遅れを理由に方針を転換していました。

訓練の期間は2日間から6日間で、特に騒音が激しいとされる垂直着陸は、4日夕方までに確認できませんでしたが、昼に3回・夜に2回予定されています。

新田原基地の周辺には住宅や田畑や広がり、訓練には反対の声も広がっていました。

新田原基地のF-35Bは2031年度ごろまでに40機体制となる計画で、防衛省は馬毛島基地完成後も一部の訓練は新田原基地で続ける方針です。