県内では昨夜、山形市と河北町で住宅火災が相次ぎました。このうち山形市で起きた火災で、焼け跡から見つかった遺体は、この家に住む62歳の男性であることがわかりました。

炎が家を包み、黒煙が高く上がっています。

警察などによりますと、きのう午後8時20分ごろ、山形市宮町三丁目の住宅で「火災が起きている」と近所の人から119番通報がありました。火が出たのは齋藤賢一さん(62)の木造一部2階建ての住宅です。

近所の人などによりますと、当時、爆発音が3、4回ほど聞こえ、住宅を見ると玄関付近から炎が上がっていたということです。

近くに住む人は「最初の方から激しく燃えていた。自分の家の方まで燃えてきたらこわいなと」

近くに住む人は「煙があがっていて火の手があがっているということで出先から帰ってきた。鎮火していなさそうなのでまだ心配」

火はおよそ5時間半後に消し止められましたが、焼け跡からは1人の遺体が見つかりました。住宅は全焼とみられます。

警察が遺体の身元の確認をすすめていましたが、顔の特徴から遺体は、この家に住む齋藤さんであることがわかりました。齋藤さんの遺体は1階の茶の間で見つかったということです。

警察と消防がけさから実況見分を行っていて、出火原因を調べているほか、死因についても調べを進めています。