「エルグランド」“16年ぶり”フルモデルチェンジ

経営不振からの復権を狙う『日産自動車』の注目は、16年ぶりにフルモデルチェンジした高級ミニバン「エルグランド」だ。

自慢の車内を見た小沢さんは「やっぱりシートが立派」と口にし、皆川アナは「パネルにちょっとびっくりした」と若干興奮気味に。

そのパネルというのは、運転席のディスプレイ。2つのスクリーンを繋げた横長デザインで、国内モデル初となる「14.3インチ」の大画面。速度計やカーナビなどを1つの画面で表示できるのが特徴だ。

ライバルであるトヨタ「アルファード」の牙城を切り崩したいと話す。

『日産自動車』中村智志さん:
「16年ぶりになるので相当気合が入っている。今回、エルグランドを待ち望んでいた客、あとエルグランドを知らない客もいると思うが、“日産のフラッグシップとして出す”。日産の復活をかけてトップエンドのクルマとしてこれが“日産の象徴的なクルマ”だと」

さらにEV(電気自動車)、新型「リーフ」も展示している。

モータージャーナリスト・小沢コージさん:
――EVはいろんな意味で競争が激化している。今回の3代目リーフはどういう勝負に出たのか

『日産自動車』遠藤慶至さん:
「航続距離を700キロ、正確に言うと702キロまで伸ばした。客の“三大不満”『航続距離・充電が長い・インフラを見つけづらい』、これら3つをすべて克服して、いままでガソリン車しか考えなかった客に乗ってもらいたい」

高級ミニバンとEVの二本柱で、復活への道筋を描く戦略だ。