多くの企業が抱える人手不足やイメージアップなどの課題。それを解決するのは「スーツ」かもしれません。ことし7月、とあるローカル雑誌が富山県で誕生しました。タイトルは「スーツオヤジ図鑑」。めくってもめくってもスーツを身に纏った企業の経営者ばかりです。仕掛け人となったのは地元のオーダースーツ専門店。夢は、この図鑑の全国展開です。その取り組みを取材しました。
スーツを着こなすおじさんたち。ここに写っているのは、県内企業の経営者です。
フリーペーパー「スーツオヤジ図鑑」。「スーツ×経営者」をテーマにことし7月に創刊されました。発行部数は、3000部で、大学の構内など県内各地に設置されていて、無料で読むことができます。

表紙を飾った高岡市の銅器メーカーの社長は愛車とのツーショット。
こちらは富山市にある建設会社の社長。重機を背にポーズを決めています。
この雑誌を作ったのは、藤田伸朗さん(54)。富山と石川でオーダースーツの専門店を経営しています。
藤田伸朗さん
「自分の子どもを産んだような感覚にはなっているんで非常に嬉しいですね」

企業の人手不足やイメージ向上の助けになりたいという思いから創刊された「スーツオヤジ図鑑」。雑誌をデジタルではなく、あえて紙にした理由は。
藤田伸朗さん
「face-to-faceで、話をしながら『見てよ』って手渡しができる」
「あと世代を超えたかった。これをじいちゃんばあちゃん、もしくは自分の子どもたちにも見てもらいたかった」















