4日午前、工作機械を製造する工場で、金属を加工する機械の内部に入り組み立て作業をしていた51歳の作業員の男性が機械に挟まれ、重傷を負いました。
高岡警察署によりますと、4日午前9時10分頃、富山県高岡市にあるキタムラ機械の組立西工場で、作業にあたっていた51歳の男性が、組み立て作業中の機械に全身を挟まれて負傷しました。
男性の叫び声を聞いた同僚が確認したところ、機械に挟まれている様子を発見し、工場長に通報。工場長から別の社員を通じて午前9時17分に119番通報がありました。
男性は病院に救急搬送され、多発性骨折、胸椎骨折、左足の親指骨折など重傷を負っていますが、命に別状はないとのことです。
男性が作業していた機械は、金属に穴を空けたり平面を削ったりするコンピュータ制御の金属加工のための工作機械で、幅21.3メートル、高さ2.7メートル、奥行き3.5メートルの大きさがあります。
内部には幅45センチ、高さ130センチ、奥行き70センチの空間があり、内部を金属の壁がコンピュータ制御で動く構造になるということです。
事故当時、工場内では男性を含む5人の従業員が、合わせて6台の工作機械の組み立て作業をそれぞれ分担して行っていました。
警察が詳しい事故の原因を調べることにしています。

  













