南米・エクアドル共和国の駐日大使が愛媛県鬼北町の中学校を訪れ、特別授業を行いました。

中では、野口英世にまつわるエピソードなど日本との関わりなども紹介されました。鬼北町の広見中学校で特別授業を行ったのは、エクアドル共和国のセサル・モンターニョ駐日大使です。

大使が、町内の会社経営者と交流していたことがきっかけとなり、実現しました。

(エクアドル共和国・セサル・モンターニョ大使)
「5千年以上前、カカオがエクアドルで使用されていた痕跡が発見され、チョコレートの起源はエクアドルにあるとわかりました」

町内2つの中学校からおよそ70人が参加して行われた特別授業。

生徒らは、千円札に用いられた野口英世の肖像写真が、エクアドルで黄熱病研究にあたっている際に撮影されたことや、エクアドルのバナナの輸出量が世界一であることなど、日本との関わりについて学んでいました。

また、エクアドル領で、世界遺産に認定されているガラパゴス諸島にしか生息していない希少な鳥やは虫類なども紹介されました。

アンデス地方の伝統舞踊「ディアブラーダ」には生徒らも参加し、南米の文化に触れていました。

(生徒)
「とても豊かな土地で(授業を聞いて)行ってみたいなと思いました」

町によりますと、エクアドル共和国の大使が、中学生を対象に授業を行うのは全国で初めてとみられるということです。