東根市の中高一貫校・東桜学館で、きょう、伝統の百人一首かるた大会が開かれました。

通算70回目となる今年も熱い戦いとなったようです。

報告・鈴木竜弘
「かつては新春の恒例行事だった百人一首かるた大会も、今ではすっかり師走の風物詩となりました。70回目となる今年も、中学・高校・先輩・後輩入り混じっての熱戦が繰り広げられています」


旧楯岡高校時代に始まった伝統行事「百人一首かるた大会」。

おととしからは、感染症から受験生を守るため、1月に行っていた大会が12月に変更されています。

70回目の今年も、全校生徒679人が、中学1年などの初心者コースと大会経験者コースに分かれ対戦が行われました。

特に盛り上がりを見せたのが経験者コース。こちらの生徒は順調にかるたを取り集め、残り1枚となりました。

経験者コース高校1年(男子)
「『ちはやふる』で終わってくれ~」

運命やいかに・・・

経験者コース高校1年(男子)
「あ~!!」

残念ながら、逃しました。

経験者コース高校1年(男子)
「(最後のかるたが)来ると思ってました。」
Q残念ながら取れなかったのは?
「でもあきらめない心が大切だと思うので、何があってもあきらめないでいこうと思う」


経験者コース高校1年(女子)
「10枚全部取りました。中学校1年生の時からこの学校でずっとやってきているので、以前やっていたのを思い出して頑張りました」

一方の初心者コース。


生徒たちは読み手の声に耳を傾け、懸命にかるたを探していました。


初心者コース中学1年(男子)
「先輩方が強くて苦しい戦いです。昔の人の感性がよく表れているところが楽しいです」


初心者コース中学1年(女子)
「相手の人も強くて一進一退いつ負けるかわからないけれど、取れるとすごくうれしい」

古典を学びながら、生徒間の交流を深めるのが大会の狙い。

先生たちも手応えを感じています。


東桜学館中・高等学校 佐藤智絵教諭
「日本文化を継承できるというかみんなで共有して楽しんでいるところがいい。100回には盛大にできるようにしたい。ぜひそこまでは続けたい」