1日朝早く、石川県白山市の白山比咩神社の境内でクマ1頭が目撃されました。

クマは神社の外へ逃げたとみられますが、境内の一部は2日まで封鎖され、立ち入り禁止となっています。

1日午前6時10分ごろ、白山市三宮町の白山比咩神社の境内で「クマが南参道から神社の建物の方へ向かっていくのを参拝者が目撃した」と神社から市に通報がありました。

神社によりますと、クマは境内の南参道を通って禊場という建物の方へ向かっていったということです。

また禊場に設置された防犯カメラには、クマが本殿の方向の茂みに入っていくのが確認されたほか、10分後に再び現れ、神社の外へ逃げていく様子が映っていたということです。

けが人はいませんでした。

市や警察が1日午前7時ごろから2時間半ほどパトロールしましたが、クマは見つかっていません。

クマは体長1メートルほどの成獣とみられ、神社は2日午前9時まで南参道を立入禁止としたうえ、境内で音楽を流すなどの対策を行っています。

境内では、10月22日にもクマ1頭が目撃されていて、神社によりますと、クマは境内のシイの木の実に引き寄せられた可能性があるということです。

2日午前に市が再びパトロールを行い、安全が確認でき次第、神社を全面開放する予定です。