能登半島地震と能登豪雨で大きな被害を受けた輪島市町野町。町の中心部に作られた仮設商店街で2025年12月25日から弁当屋がオープンしました。

旅館業から転身し、弁当屋として再起に踏み出した店舗を取材しました。
【100年の歴史は途切れない 能登半島地震を越えて仮設に灯る『藤六』の明かり】
いろり庵 藤六。輪島市町野町で約100年前から旅館を営んでいました。しかし、能登半島地震で建物は全壊。旅館の再開は断念せざるを得ませんでした。
本谷正希さん「また旅館を建て直すってなると結構費用もかかるので迷いましたけど、しょうがないかなっていう感じですかね」
いろり庵 藤六を営んできた本谷正希さんは地震後、2025年5月まで金沢で災害支援関係の仕事を行ってきました。
そんな本谷さんの元に仮設商店街の話が舞い込んだのは震災から間もない2024年の夏。旅館業でも腕を振るっていた料理を活かして新たなスタートを切ることを決意しました。
本谷正希さん「旅館をもう一度再開しようとは考えられませんでした。でも、弁当とか飲食店なら、なんとか今までの経験を活かしてできるかなって。」














