「バナナの苗」本当に栽培?出資集めるも建物には“ビニールシート”
さらに、事態はこれだけにとどまらず、9月末「成田」以外の9つの商品でも分配金が停止したのです。

出資者に送られたメール
「その他商品におきましても、分配金のお支払いを遅延せざるを得ない事態となりました」
その一つが、福岡県にある“バナナの苗の栽培施設”・アグレボバイオテクノロジーセンター。成長が早く、収穫量も多くなる特殊なバナナの苗を育てているとして、183億円もの出資を集めていました。しかし…

記者
「入り口はビニールシートが掛けられていて、中は全く見えません」
ーーあそこに人が出入りしてるの見た事ある?
地元の住民
「いや~、ないですね」

出資者によると、9月の分配金は遅れて半額が支払われたものの、まだ満額は出ていないといいます。
ここで“バナナの苗”は本当に栽培されているのか。国会で農林水産省の担当は…

農林水産省の担当者(2024年4月 衆議院 国土交通委員会)
「統計上、福岡県のバナナの出荷実績はなく、農林水産省といたしまして、福岡県北九州市および水巻町におけるバナナの生産・出荷状況は把握しておりません。バナナの苗の生産も承知はしておりません」
「経営は心配になる」テーマパークは日曜でも“ガラガラ”
さらに、三重県伊勢市にあるテーマパーク「伊勢忍者キングダム」。

2017年ごろから「みんなで大家さん」が経営に参加したといいますが、休日の園内は人が少なく、ガランとした様子。
来場者(10月19日)
「日曜日だよね、だいぶ少ないね」
来場者
「少ないです。ガラガラです」
「並ばずにどれも入れるんで、経営は心配になるレベルではありますね」
こちらも70億円の出資を集めていますが、分配金がストップしています。














