【取材後記】TUF報道部記者 伊藤大貴
「ふざけているから却下されるんじゃないかな」。
こう笑って話してくれた青津京介さん。田んぼを貸し切ってこたつで団らんするという企画の発案者です。地元で行われる祭りなどでもこの企画をやろうと自身が勤務する町に提案したものの、いまだ実現には至っていないといいます。
それでも「『日本田んぼコタツ協会』を作ったら?と周りに言われたし、任意の団体を作ってみるか。いつかこたつを何十個も使ってやってみたい」とユニークなアイデアは尽きません。
公私ともに地域活性化に意欲的に取り組むその原動力とやりがいは、どこにあるのでしょうか。
青津さん「町の人も移住者も町を盛り上げようとしていて刺激を受けている。そんな西会津町をなくしたくない。これまでは『東京が上で田舎が下』みたいな価値観だったが、いまは変わっていて、地域創生の最先端を行く地域は、都会や国に影響を与えている。『誰もやったことがない挑戦をする』のが最大の魅力です。」
終始なごやかな雰囲気で進んだ1時間ほどの取材。輝かせる目の向こうに「町を良くする」という確かな決意を感じました。
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