福島県西会津町。
福島県の西端、新潟県との県境に位置し、飯豊山を臨める小さな町です。
2022年11月、西会津町の、稲刈りを終えた冬の田んぼに現れたのは2つのこたつ。
一体、これは・・・
青津京介さん「町にある田んぼを貸し切って、そこにこたつを置いたり、たき火を焚いたりして団らんするものです」
そう話すのは、この企画の発案者、青津京介さん。
普段は町職員として地域振興に奮闘しています。
業務とは別に、完全プライベートで2019年から構想を練ってきたというこの企画。
使用許可を得て、町にある広大な田んぼを貸し切り、ど真ん中にこたつを置いて、豚汁や新米を食べながらみんなで語り合うといいます。
参加した人は、「最初に聞いた時は笑えたが、やってみると飯豊山が広がって開放感があって気持ちが良かった。なんか露天風呂みたい」と話します。
この日は町内外の4歳から60歳までのおよそ15人、老若男女、肩書きを問わずに集まりました。
一見ピクニックのような、遊びの延長に見える企画ですが、その背景には西会津町のある現状がありました。














