■「とり天を食べたいけどちくわに...」うどん店での消費 年額6000円ほど減少


店頭でのうどん価格の上昇は、他の店でも同様です。うどん店での平均支払額は2021年の「462円」から、2022年には「475円」に増えました。

(うどん店の客)
「天ぷらも取るものを減らしたり、物を変えたりというのはある」
「とり天食べたいけどちくわに抑える、とか、そんなんで調整したりとかしています」

百十四経済研究所では、香川県民1人が店でうどんを食べる平均金額を2022年は「約2万1600円」と推計、前の年に比べ「6000円ほど減少する」と分析します。

これに「香川県の20歳から69歳の人口46万8000人」を掛けると、うどん価格上昇で失われる消費は「28億5000万円」と計算。この減少額は「香川県の県内総生産の外食などへの個人消費1・9%」に当たります。