年賀状ばなれに「SNSの普及や物価高の影響も…」
「今年も年賀状を出す」という方もいましたが、年賀状が苦境の時代に入っています。年賀はがきの発行枚数ですが、1998年に40億枚を超えており、2003年は44億6000万枚と過去最高。そこから右肩下がりになり、2024年は10億7000万枚と4分の1になっています。
年賀はがきの価格もいろいろ変わっています。ピーク時の2003年は50円でしたが、52円→62円→63円と上がり、今85円になっています。

進む年賀状ばなれ。2024年のフタバ株式会社によるアンケートによりますと、年賀状を出す予定は、52.5%が出す、41.5%が出さない、6%が未定と答えています。出す枚数は、増えているが0%、減っているが73%、変わらないが27%。
やめてしまった理由として、40代女性「やめる友達から連絡があったので便乗して」。20代男性「SNSが普及して、年賀状をもらわなくなった」。40代男性「郵便代の値上げがあり、経費節約のため」。ということで、周りの影響やスマホの普及、物価高などいろんな理由で減ってきています。

年賀状の魅力について、フタバの市川宗一郎社長はこう言っています。「恩師や上司などと年賀状という名目で、メールやSNSとは違った“ゆるい繋がり方”ができる」。
このゆるい繋がり方、年に一度の年賀状だけでしか繋がっていない。電話番号やSNS、LINEは知らないけど住所だけ知っている。そういう関係性の人の年賀状を見ると、ちょっと昔を思い出したりとか、写真を見てその人の人生を、「年に一度」知ることもできますね。

 
   
  













