長崎などを舞台にした映画「遠い山なみの光」の劇中のワンシーンを再現する『木の柵』が、稲佐山のふもとの淵神社に設置され、一般公開を前に報道陣にお披露目されました。
現在公開中の映画「遠い山なみの光」は、長崎市出身のノーベル賞作家カズオ・イシグロさん原作のヒューマンミステリー作品で、戦後間もない1950年代の長崎などが舞台となっています。

今回再現されたのは、劇中で主演の広瀬すずさんと物語のキーマンである二階堂ふみさんのふたりが稲佐山の展望台で語り合うシーンに登場する「木の柵」。

作品のファンや観光客に体感してもらおうと、稲佐山のふもとにある淵神社の関係者が「柵」を再現しました。
柵の前に立てば、2人と同じように向かいの山なみなどを望むことができます。

長崎県観光連盟・中村美咲主事:
「映画を観られた方に、淵神社や稲佐山のロープウェイ、展望台まで行っていただき、長崎の今のまち並みを、映画のシーンを想像しながら体感していただけたら」

柵は11月9日午前9時から午後4時まで特別公開される予定で、劇中に登場するロープウェイの「ゴンドラ」のモデルになった長崎ロープウェイ初号機の「つる号」もあわせて公開されるということです。














