群馬県の山本一太知事は、きょうの定例会見で新たなクマ対策を発表し、自身も狩猟免許の取得を目指すと宣言しました。

群馬県の山本一太知事は、きょうの定例会見で、今年度、群馬県内のクマによる人身被害が10人と過去最多であることに触れ、新たなクマ対策を発表しました。

ハード面の対策では、▼荒廃した里山の整備、▼川沿いの木の伐採、ソフト面では、県庁の体制強化として▼捕獲対策専門職員の配置や、▼狩猟免許取得チームの設置などを掲げ、山本知事自らも来年度中の狩猟免許取得を目指すと宣言しました。

山本一太 群馬県知事
「知事である私が率先して狩猟免許を取得したいというふうに思います。罠の設置だけではなくて、やっぱり自分で、知事自身が獣害捕獲・駆除できる。こういうところまでいきたいという風に思っています」

山本知事は、ハンター全体の高齢化にも危機感をもっているとし、県民に対しても狩猟免許の取得を呼びかけました。