気象庁によりますと、関東甲信地方では、31日夕方から11月1日はじめにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

[気象概況]
30日夜に華中付近で前線が発生し、31日には本州南岸にのびる見込みです。この前線上の四国の南で低気圧が発生し、31日夜には東海道沖に進み、11月1日にかけて急速に発達しながら関東甲信地方付近を通過するでしょう。この低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では31日夕方から11月1日はじめにかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

[雨の予想]
関東甲信地方では、31日夕方から11月1日はじめにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

31日に予想される1時間降水量 多い所
  関東地方北部 40ミリ
  関東地方南部 40ミリ
  伊豆諸島   50ミリ

30日18時から31日18時までに予想される24時間降水量 多い所
  伊豆諸島 50ミリ 

31日18時から11月1日18時までに予想される24時間降水量 多い所
  関東地方北部 100ミリ
  関東地方南部 100ミリ
  伊豆諸島   100ミリ

[防災事項]
関東甲信地方では、31日夕方から11月1日はじめにかけて、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。