去年5月、福島県南会津町で起きたベトナム国籍の男らによる強盗傷害事件の裁判員裁判で、懲役13年の実刑判決が言い渡されました。
判決を言い渡されたのは、ベトナム国籍のホアン・フー・ホア被告(27)とマイ・ヴァン・シー被告(24)です。
判決によりますと、ホアン被告らは去年5月、南会津町の住宅に押入り、女性の手足をテープで縛ってけがをさせ、刃物を突き付けて現金およそ2万円などを奪ったほか、栃木県や群馬県などでも同様の犯行を繰り返しました。
29日に福島地裁で行われた判決公判で、島田環裁判長は、被告の2人に対し、「山間部の一人暮らしの高齢者を狙った非常に身勝手な犯行」と指摘。その上で、懲役14年の求刑に対し、懲役13年の実刑判決を言い渡しました。また、判決言い渡しの際、ホアン被告が大声を上げ、退廷が命じられました。













