イェール大学助教授・経済学者の成田悠輔さんと考えるこれからの教育。学歴社会とされる日本。成田さんは「学歴と言われているものの中に大事なものと大事じゃないものが混ざっている」と語ります。日本人がコンプレックスを抱いている英語については、「英語が必要かどうか、今後、二極化していく」と予想しました。
■ 日本の教育は「柔軟性がない」 一方で学歴社会は悪くないという声も
小川彩佳キャスター:
これからの日本の教育についてアメリカの大学で教鞭をとっていらっしゃる成田さんと一緒に考えて参ります。
山本恵里伽キャスター:
まず日本の教育について何が問題だと思うか、街で聞いてみました。

フリーター(20代)
「(勉強が)みんな同じことを同じように作る。機械、ロボットを作るみたいな感じ。もうちょっと個性を伸ばすような教育をしてほしいと思います」

8歳と5歳の子を持つ父親(40代)
「教育全般が決まりきった答えが出るような形の教育になっていたので、柔軟性がないなと思います。自由度とか」
一方で日本の学歴社会については・・・

中学3年生
「人を測る定義として、学歴が一番わかりやすい。だから学歴社会は別に悪くはないと思う」
「学歴だけで仕事とか優位になっちゃうのはちょっと平等じゃないと思う」

大学1年生
「就活とかする時とか、第一審査は書類審査だから、やっぱり学歴で採るのが一般的なのかなというところでは学歴社会かな」

大学4年生
「学歴高いところとか、有名なところに行くと、人生トータルで見て選択肢が広がるという感覚がある」

学生(20代)
「社会に出たときに頭が良い人でも使えない人とかいるから、(学歴は)あんまり関係ないかなと思う」

中1・高1の子を持つ父親(40代)
「将来、何をやるにしてもある程度の学歴がないとその後の選択肢がないということを
なんとなく意識していて、一定以上の高校・大学に行った方が周りのレベル、その中で切磋琢磨してほしいという思いはちょっとやっぱりある」