気象庁が29日に発表した「短期予報解説資料」によりますと、31日の夜にかけては前線が西日本~東日本の太平洋側にのびて、ここに向かって暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。この影響で、大気の状態は非常に不安定となり、激しい雨が降りるなど「大雨」となる所があるとみられています。

このため気象庁は、南西諸島と西日本~東日本では31日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意するよう呼び掛けています。

また、その後の11月2日頃にかけては、低気圧が発達しながら北⽇本付近を北東へ進んで、カムチャツカ半島付近へ向かうとみられています。このため、東⽇本では1⽇頃にかけて、北⽇本では2⽇頃にかけて「⼤⾬」や「⼤荒れ」となる所がある見込みだとしています。

低気圧の発達の程度等によっては『⼤しけ』『警報級の⼤⾬』となる恐れもあるということです。

気象庁HPより
気象庁HPより

5日先までの「雨と風の予想シミュレーション」を見てみると、31日に西日本を広く覆う雨雲は、11月1日にかけて東日本や北日本を覆い、1日夕方頃には北海道に移動している様子が見てとれます。

※気象情報は日々変わっていくため、今後も気象庁の最新の情報、天気予報には留意する必要があります。

雨と風の予想シミュレーションは、関連リンクからご覧いただけます。