「もうひとホリ」は新千歳空港が舞台です。これからの冬本番に準備しています。
新千歳空港。にぎわいが、徐々に戻って来ています。しかし、冬本番、利用者には気がかりなことが…。
空港利用者
「冬は心配。(JRが運休したら)空港バスが動いているか確認し、マイカーを使うかどうか」
「(部活を)いつも頑張って練習していて、それが雪のせいで発揮できないのはいや」
8日午前、空港と札幌市内を結ぶ「連絡バス」の停留所に、運行会社のバスとは違う、「貸し切りバス」が止まりました。
堀内大輝アナウンサー
「空港で身動き取れなくなった想定でバス乗り込みます」
冬に気になる「空港アクセス」。確保をかけた、新しい試みです。
昨シーズン、札幌やその周辺は、記録的な大雪に。
市民
「久しぶりですね、こんなに雪が降るのは」
札幌市は、2月はじめ、24時間の降雪量が、統計開始以来、最も多い60センチとなる「ドカ雪パニック」に。2月後半の大雪では、新千歳空港で123センチの積雪を記録。JRの「快速エアポート」は、線路の除雪が追いつかず、空路が再開した後も、3日間運休しました。
空港利用者
「JRが何度か動くという話があったので、その都度、並んだり、並ばなかったり」
2月23日には、臨時列車の運行が大幅に遅れた影響で、空港内に最大およそ4000人が滞留する、大混乱も起きました。
空港利用者
「タクシーとかバスとか代行できる交通機関がないと、これはちょっとひどい」
この「苦い教訓」をもとに、JR北海道は、札幌圏の駅に、線路などの積雪状況が分かる「降雪カメラ」や、雪の深さを自動で計測する機械を設置。千歳駅にも新しい除雪機械を配備するなど、対策を講じました。
大雪の緊急時に、新千歳空港と札幌を結ぶ輸送をどう確保するかは、バス会社や空港にとっても大きな課題です。8日の「実地訓練」は、その一つです。
北海道エアポート交通対策部 河口亮部長
「大谷地に空港連絡バスを集約したとしても(空港の)滞留者が発生する場合には、貸し切りバスの緊急乗り合い輸送を実施する」
堀内大輝アナウンサー
「空港で身動き取れなくなった想定の人たちがバスに乗り込んで行きます。乗客の乗り降りを想定して訓練を行います」
今シーズン、大雪で「快速エアポート」が終日運休するなどの緊急時には、新千歳空港から札幌市内の各所に出ている「連絡バス」を、すべて、「大谷地バスターミナル」に集約。地下鉄の運行時間内でピストン輸送します。
「大谷地バスターミナル」は、道央道の「札幌南インター」から近く、札幌中心部で渋滞に巻き込まれるリスクを回避できます。地下鉄駅にも連結し、利用者の、その後の足にも不安を与えません。
また、バスを確保するため、空港を運営する「北海道エアポート」が、手続きを代理で申請するなどして、貸し切りバスを臨時の有料連絡バスとして運行。8日の運転も、貸し切りバスの運転手でした。
北海道エアポート交通対策部 河口亮部長
「実際に訓練を行う事で問題がないかを確認。課題があったらすみやかに解決をして、この冬に備えていきたい」
料金は1000円。「連絡バス」の集約で、1日最大200便、およそ1万人の輸送を見込んでいて、空港で多数の滞留者が出る事態を、防ぎたい考えです。
12月8日(木)「今日ドキッ!」
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