パラスポーツの課題

東京パラリンピックでの日本選手の活躍もあって、パラスポーツが報道されることも増えてきた一方、課題も多く残っています。

写真提供:日本パラ陸上競技連盟

例えば、競技用車いすは世界大会参加レベルにもなると1台250万円以上になります。競技用の義足は1点もの。選手の成長にあわせ調整も必要で大きな負担です。

遠征費用を自己負担しているパラアスリートも多く、恵まれた環境にいる選手は一握りにとどまっています。

写真提供:日本パラ陸上競技連盟

視覚障がい選手の伴走者(ガイドランナー)や、専門的な指導が可能なコーチの育成・確保も、競技レベル維持・向上のためには不可欠で、そのためにも金沢での日本選手権大会はより多くの人に観戦してもらい、関心を高めたいとしています。

日本パラ陸上競技連盟・増田明美会長「東京パラリンピックが開催されたことによって、パラリンピックっていう認知度は上がってると思うんですけども、まだまだ大会の観客数が少ないところを見ると関心度は薄いです。もっともっと競技場に足を運んでいただければと思います」