シーボーイズ最年少メンバーの思い

お次は…、シーボーイズの最年少、潜水士の三浦将平さん。

朝にとってきた「つぶ貝」をふるまいます。

「歯ごたえがすごい!うーん!」

祖父・慶吾さんの代から3代続く潜水漁。将平さんがとってきた、新鮮な海の幸を味わえる店が、かつて戸倉にありました。

農漁家レストラン「慶明丸」。

将平さんの祖母・さき子さんが営んでいました。

震災の津波で全壊し、一度は店をたたむことを考えたさき子さん。

そんな時、亡き夫の形見として店に飾っていた浮き玉が、奇跡的にアラスカで見つかり、さき子さんは、同じ場所で再建を決意。将平さんにとっても思い出のある店でした。

しかし、さき子さんは、2019年に脳梗塞で倒れ、かえらぬ人に。その後、慶明丸は営業していません。

三浦将平さん:
「やっぱなくなるというのは、寂しいですが、おばあさんが守ってきてくれた家系を絶やすことなくという意思で潜水やってるんで」

この日、嬉しい出会いがありました。

来場者:
「栃木から、静岡の富士宮から。(さき子さんから)毎年年賀状をいただいてた」

「戸倉のカキ」が、忘れられなかったといいます。

来場者:
「他で食べたものよりも、慶明丸で食べたのが一番おいしくて。どこかで食べたいなと思っていたら、このイベントがあったので」

後藤新太郎さん:
「めちゃくちゃ嬉しいですよね。さき子さんから注文もらって、使ってもらってたからですけど、こういう形でまさか来てもらえるとは思っていなかった。ありがとうございます」

戸倉シーボーイズ。これからも、幼なじみの4人が、戸倉の「海の幸」を届けます。