堆砂が溜まるとダムの能力が落ちる
福岡工業大学 田井明教授「堆砂が溜まった場合、ダムが本来持っている水を貯めるという能力が落ちる可能性がある」

それぞれのダムでは、堆砂の容量が決められています。その量を超えると、大雨の時などに水を貯める本来の機能を果たせなくなる恐れがあるためです。
しかし、近年頻発する大雨などによってダムには想定以上に土砂が流れ込み、当初見込んでいた堆砂量を上回るケースが、全国のダムで確認されています。

熊本県美里町にある緑川ダムもその一つです。
田井教授「100年間でだんだん堆砂が埋まればいいけど、緑川ダムは運用開始から50年ほどで容量の93.6%まで溜まっていて、利水容量や洪水調節容量に影響を及ぼす可能性がある」














