オスはキリっと メスは柔らかな印象

ー雌雄を見分けるには?

「メスは全体的に淡い茶色で、腹側にうろこ状の模様があります。メスにはアイラインはほとんどなく、つぶらな瞳と白~ベージュがかった頬、白っぽい眉毛のように見える羽毛をもつかわいらしい頬をしています。

遠目には見分けにくいですが、双眼鏡やスマホのズームレンズで見ると、オスのほうがキリっと精悍な顔つきでコントラストが強く、メスは柔らかな顔をしたふわっとした印象を受けます。

日本にはモズの仲間が数種類いて、アカモズやチゴモズ、オオモズといった近縁種が記録されています。

これらは一部の地域で夏鳥または旅鳥として海外からやってきます。

外見も似ていますが、アカモズはやや大型で胸が赤みを帯び、チゴモズは小型で白っぽい胸をしています。

どの種のオスもくっきりとしたアイラインが入る、キリっとした顔つきをしています。

かつては『全部モズ』と乱暴に一括りにされていましたが、実際は地域や季節で入れ替わっていることもある種の多様さがあります」