秋になキィキィキィと鳴くスズメのような鳥、モズ。
漢字では「百舌鳥」と書きます。
生物に詳しい東洋産業の大野竜徳さんに、その生態について聞きました。

【画像①】モズ スズメに似ている

秋にキィキィキィと鳴く

ーモズはどんな特徴がありますか?

(東洋産業 大野竜徳さん)
「モズは、キリっとしたかわいらしいスズメのようです。

住宅街でも時々見られ、秋の郊外の田んぼや電線の上で、キィキィキィキィキィ…と甲高い金属を擦るような声を響かせる鳥がいたらそれはモズかもしれません」

【画像②】スズメ モズに似ている

「モズの見た目はスズメによく似ていますね。スズメ目モズ科に属する留鳥で、日本では一年中見られます。

全長は約20cm程度で、スズメよりひとまわり大きい程度ですが、小さな生き物を鋭いくちばしでとらえるハンターで、まるで猛禽類(ワシやタカの仲間)のように小動物を狩ります。

かつてはその勇猛な姿から猛禽類の仲間だと考えられていた時期さえあるそうです」