普段何気なく見ている石を鑑賞して楽しむ展覧会が、きょう27日から鹿児島市で開かれています。
奥深い石の魅力を取材しました。

つるつるとした赤い石に、ごつごつした不思議な形の石。

「秋季鑑賞石展」は、石の魅力にひかれた人たちでつくる県愛石会が毎年開催し、作品25点が並びます。

こちらは、霧島市福山町でとれた福山石、作品名は「ネックレス」。まるでネックレスをしているような赤いラインが特徴です。

そしてこちらは、出水市でとれた出水馬蹄石、タイトルは「聴籟窟(ちょうらいくつ)」です。8年かけて手入れした石の中には、小さな仙人。風に揺れるとサラサラと音が鳴る添草が置かれています。
(県愛石会 濵田一穂 会長)「彼がこの音を聴きながらひとときを楽しんでいるというイメージ」
楽しみ方を教えてもらうと・・・
(県愛石会 濵田一穂 会長)「この石の良さはこの厚み。ここからが一番いい楽しみ方」
(レポーター)「は~なるほど、音が聴こえてきて物語が見えてきそう」

訪れた人たちは、それぞれの感性で奥深い石の世界を楽しんでいました。
「赤とか茶とか黒とか並んでいた、きれいだった」
(県愛石会 濵田一穂 会長)「現代に生きている人間のロマンがここに凝縮されている、どう表すかはそれぞれの感受性。私のロマンがいっぱい」
「秋季鑑賞石展」は、鹿児島市の谷山サザンホールで来月2日まで開かれています。入場は無料です。














