最大会派が「市長支持」会派に合流打診…変わる議会の勢力図

このほか今回の選挙戦では、
▼社民推薦の現職上田武さんが1569票
▼共産の元職・高瀬充子さんが1568票と
わずか1票の差で明暗が分かれました。
さらに政務活動費の不正で市議を辞職した中山さんは国民民主が党公認候補として擁立しましたが34票差で議席獲得とはなりませんでした。
また、現職の埜田悦子さんが落選し、立憲は1議席減りました。
市議選で注目されたのが出町市長をめぐる勢力図の変化です。
ことし6月の市長選では、出町さんを支援したのは現職の市議のうち「高岡愛」の1人だけで、そのほかの会派は当時の現職を支援していました。

今回の市議選。自民系でみると、
▼最大会派の「同志会」は11人
▼市長支持の「高岡愛・議員会」は2人が当選しました。
「高岡愛」に関しては、新人でトップ当選の植野さんと、塚本政彦さんが出町市長を支持し所属の意向を示しています。2人が正式に会派に入れば、「高岡愛」は4人となり、議会での代表質問が可能となります。
「高岡愛」出身の出町市長は今回の選挙結果をどのように受け止めたのでしょうか――
出町譲市長
「皆さんが変革を求めているんだなという感じはあった。市議会というのは別に(高岡愛の)4議席だけで成り立っているわけではない。皆さんと一緒になって高岡を少しでも良くしなきゃいけないという思い。この人は好きだとか嫌いとか、そうしたことを言ってられない、待ったなしの状況」

そして27日、市長選で“非出町派”で最大会派だった「同志会」が「高岡愛・議員会」に会派の合流を持ち掛けました。
「同志会」の水口清志会長によりますと、本来同じ政党であるのに、会派が分かれている状態が続くことは市民が望むことではないとして、今回の改選を機に合流を打診したということです。
高岡愛側は「検討する」としていますが、これまで考え方やスタンスが違った両者が選挙後すぐに歩み寄れるかどうかは不透明な状況で、今後の動向に注目です。














