今月20日から始まった自衛隊統合演習。27日は、陸上自衛隊相浦駐屯地の水陸機動団の隊員が、オスプレイに乗って離島へ行き来する訓練が、長崎県の離島、福江空港などで行われました。

NBC 武末記者:
「佐世保市の相浦駐屯地です。水陸機動団の隊員がオスプレイに乗り込んでいきます。これから五島市の福江空港に向かいます」

陸上自衛隊・佐賀駐屯地に配備されている「V-22オスプレイ」。17機のうち4機を用いた輸送訓練が、27日に行われました。

今月20日から全国で始まった陸海空の自衛隊による「統合演習」の一環で、水陸機動団の隊員およそ100人が参加しました。

福江空港は去年4月、自衛隊が訓練などで円滑に使用できる「特定利用空港」に指定されていて、水陸機動団が県内の離島空港でオスプレイを使った訓練をするのはこれが初めてです。

陸上総隊司令部 大槻弘樹3等陸佐:
「佐賀(駐屯地)と相浦(駐屯地)が非常に距離的にも近いので、一体的運用をさらに強化して、体制を強化できるのではないか」

水陸機動団は今後もオスプレイを活用し、着陸後に部隊を展開する訓練を行いたいとしています。