週末の気温から一転、27日朝の宮崎県内は広い範囲で肌寒くなりました。
28日からはさらに気温が下がる見込みで、医師は体調管理に注意するよう呼びかけています。

(田尻怜也記者)
「午前7時、高千穂町です。このように上着を羽織っていても、朝の空気はひんやりと感じられます」

汗ばむくらいの暑さになった所もあった26日から一転、27日の最低気温は、五ヶ瀬町鞍岡で10.7℃、西米良村で11.1℃などと、この時期らしい肌寒さとなりました。

(児童)
「まあまあ寒い。寒いと二度寝してしまう」
「(寒さ対策は)厚着をしてくることと、カイロを買うことです」

ようやく秋めいてきた県内。

28日と29日は、県内の広い範囲で最低気温が10℃を下回り、最高気温も20℃前後と11月中旬から下旬並みの予想となっています。

季節の変わり目で、朝晩と昼の寒暖差がはげしくなるこの時期。

「秋バテ」とも言われる身体の不調を感じる人が多くなると石川クリニックの石川直人院長は話します。

(石川クリニック 石川直人院長)
「今の時期というのは急に気温が下がってきて、それでお腹が痛くなったりとか、張ってきたりとか、ご飯が食べられないとか、そういう方が非常に増えて来ます。内臓の寒さから来る症状というのが露骨に表面に出てくるそういう時期」

こうした症状は自律神経の乱れや夏の疲れなどが表面化するもので、動悸や息切れが見られる人も。

特に、10月から11月にかけて症状が出る人が多くなるといいます。

(石川クリニック 石川直人院長)
「一番大事なことは、あまり激しい運動とか無理をしないっていうことです。特に内臓が冷えてくる症状に関してもそうなんですけど、まず、ゆっくりと温かいお風呂につかって、シャワーとかで簡単に済ませないということがすごく大事なのと、あと、朝と昼と夜の食事をしっかりととるということがすごく大事」

寒くなったり、暖かくなったり…
気温変化が大きい今の時期、改めて、規則正しい生活を心がけることが大切です。