安倍元総理銃撃事件で旧統一教会への恨みを犯行動機にあげた山上徹也被告の裁判が28日から始まります。教団と政治家を追及してきたジャーナリスト、鈴木エイト氏は自身の記事が被告の犯行動機に影響を与えた可能性に触れ、「彼の人生を追っていきたい」と裁判取材に臨む胸の内を明かしました。

旧統一教会を20年以上取材してきたジャーナリスト、鈴木エイト氏。
10月22日、富山市二口町にある旧統一教会の富山家庭教会を訪れました。
鈴木エイト氏「非常に規模が大きいなと思いました」
この日のシンポジウム、鈴木氏には取材許可が下りませんでした。理由について教団側は鈴木氏と信徒が名誉棄損裁判で係争中であることを挙げています。
教会前で、再度取材交渉を試みますが――

鈴木氏「きょうは中に入らせてもらってもいいですか」
県平和大使協議会 代表理事 鴨野守氏「丁重に確かお断りしたんですけど」
鈴木氏「いや直接伺っていなかったので」
鴨野氏「ご承知のように、後藤徹さんの裁判をされておられるじゃないですか」
鈴木氏「勝っちゃったんで、すみませんなんか」
世間を震撼させたあの銃撃事件から3年3か月。裁判が始まるのを前に富山で今の心境を明かしました。
鈴木氏
「自分の報じた報道がおそらく影響を与えたであろう山上徹也の事件について、自分がどう向き合っていくのか。ずっとこの3年数か月、考えさせられてきたことなんですね。なので本当に月並みな言葉になってしまいますけど、この裁判にずっと真摯に関わっていこうとは思っています」














