鹿児島市が目指すサッカースタジアムの整備について、下鶴市長はあらためて「街なか」への整備に意欲を示しました。

鹿児島市の住吉町15番街区。県は「整備事業予定者」に、鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光を選びました。

こうした中、下鶴市長はきょう27日の定例会見で、あらためてサッカースタジアムの「街なか」への整備に意欲を示しました。

(下鶴市長)「人の流れを呼び込みたい中心市街地と真逆(郊外)にできた場合は、観に行ったかたが直行直帰になってしまう。『街なかスタジアム』の趣旨、人の流れ、経済効果をどれだけもたらすかも重要」

一方「満たすべき条件を揃えた場所のリストアップを行っており、費用面や時間軸を考慮して県と一緒に進める」として、具体的な場所の選定や整備時期は示しませんでした。

このほか会見では、イタリア・ナポリ市との姉妹都市65周年を記念して、来月4日から下鶴市長や市民の代表ら9人がナポリ市を訪問することを明らかにしました。

(下鶴市長)「ともに活火山と共生し、海をいかした街づくりを進める両市の絆をさらに深め、今後ますますの交流につなげたい」

市の使節団のナポリ訪問は10年ぶりで、現地で記念式典が開かれるということです。