23日、タクシーの利用者に特殊詐欺に気をつけてもらおうと、車体に付けたステッカーで被害防止を呼びかける取り組みが始まりました。
この取り組みは、特殊詐欺の被害を防ごうと初めて行われたもので、広島東警察署の管内に本社を置くタクシー会社7社が参加。被害防止を呼びかけるステッカー300枚を車体に貼り、この日から運転を開始しました。

若い世代にも特殊詐欺について知ってもらおうと、安芸府中高校の美術部がステッカーのデザインを担当しました。
広島東タクシー防犯・交通協力会 大内茂稔会長
「たとえばお客様が心配事を話されたときは親身になって聞き、もしおかしいなと思ったら金融機関の方にそのことを伝えて注意を促すことができれば」
ことし県内の特殊詐欺被害額は、9月末の時点で17億5254万円。過去最悪だった年の年間の被害総額をすでに上回り、深刻化しています。














