18年前に神戸市で山口組系暴力団の総長が殺害された事件で、現場の指揮役の男が逮捕されました。

組織犯罪処罰法違反の「組織的な殺人」の疑いで逮捕されたのは、特定抗争指定暴力団神戸山口組系幹部の勢昇容疑者(76)です。

勢容疑者は2007年5月、組織の活動として神戸市中央区の路上で、山口組系暴力団の後藤一男総長(当時65)を刃物で刺して殺害した疑いが持たれています。

これまでに殺害の実行者ら13人が逮捕されていますが、勢容疑者は現場で指揮していたとして指名手配されていました。

勢容疑者は神戸市東灘区に潜伏していたとみられ、潜伏生活を手助けした無職の男も逮捕されています。

警察は、勢容疑者らの認否を明らかにしていません。