太平洋戦争中の空襲で亡くなった犠牲者を追悼する式典が、兵庫県姫路市で開かれました。

 姫路市には、太平洋戦争中の空襲で全国で犠牲となった約51万人の民間人を慰霊する塔が立られていて、竣工日となった10月26日に毎年式典が開かれています。

 70回目を迎えた今年は、全国から約400人が出席。地元の小学生が平和への思いを語りました。

 「戦争で勝っても失われた命は戻りません。平和をなんとしてでも守っていきたいと強く願います」

 また、亡くなった51万人に花が手向けられました。

 (福岡からの参列者)「戦争は何だったんでしょうか、というぐらい悔しい」

 参列者は慰霊塔を前に平和を守る誓いを新たにしていました。