きっかけは兄の始球式

父・敏さん「楽天さんが日本一になった年の始球式を長男(大栄選手の兄・陽斗さん)がやったんですけど、その時、利哉はまだ(幼稚園の)年長か。寒い中、一緒に家族で見に行った」

2013年の日本シリーズ・楽天対巨人戦。この始球式に登場したのが、大栄選手の兄・陽斗さんでした。始球式を前に、緊張で表情が固くなる陽斗さんをリラックスさせていたのが、当時6歳だった利哉さんでした。

母・恵子さん(2013年)「笑わせてやって、としちゃん」
利哉さん(面白い踊り)

指名されたのが、縁の深い楽天とあって、母の恵子さんは…。

母・恵子さん「うれしいです。すぐに行けます」

会見のあと、大栄選手を待っていたのは、野球部のチームメイトでした。メジャーリーグばりのサイレント・トリートメントに思わず・・・。

「えー、うそでしょ!」

喜びが爆発!3年間、苦楽を共にしたチームメイトからの祝福を受けて笑顔がはじける大栄選手。プロの世界にはばたき「打てるキャッチャー」を目指します。

大栄選手は目標とする選手について、オリックスの森友哉選手の名前を挙げていました。幼稚園の頃から楽天ファンということで、実は今も部屋着は楽天のシャツだということです。